編集部日記

おけいこデビューには何が必要?―『2〜4歳はじめてのおけいこ 特別限定版』編集部日記①

『2〜4歳はじめてのおけいこ 特別限定版』の制作秘話を、全6回で公開します。



※『2〜4歳はじめてのおけいこ 特別限定版』 <2018年3月22日発売>
学研の幼児ワークの創刊1周年を記念して企画された商品。「2~4歳 はじめてのおけいこ」本誌に、発達に応じたステップで「鉛筆デビュー」をサポートする6大特典(クレヨン(3色)/あいうえおポスター/三角太えんぴつ/えんぴつ削り/えんぴつ用補助グリップ/六角えんぴつ)付きの特別セット。(価格本体660円+税)
詳細はこちら(学研の幼児ワーク公式サイト「2~4歳 はじめてのおけいこ 特別限定版」商品紹介ページへ)



「特別限定版」の企画は、前年の秋からスタート。「幼児ワークをつかったことがない方の、最初の一歩にしたい!」と、営業部・編集部が集まって企画会議がスタートしました。

 

何をつける?

2~4歳 はじめてのおけいこ」は、昨年3月改訂した「学研の幼児ワーク」シリーズの中で、「まず最初に手に取ってほしい1冊」という位置づけの最重要商品です。「りんごがドーン!」の表紙は、シリーズの顔としての存在感たっぷり、売れ行きも好調です!
その「シリーズ入門編の1冊」に筆記具をつける、 ということは決まっていました。
しかし、『2〜4歳』という年齢の幅がネック。2歳の小さい手に、普通の鉛筆はまだまだ難しい。太い軸の三角えんぴつでさえ、ある程度の手の力は必要です。
すべての発達段階のお子さんが、買ってきてすぐにおけいこできるようにするには、クレヨン、三角太鉛筆、六角鉛筆をすべてつける必要があるだろう、という話に落ち着きました。

そこで編集部から一言「ところで、この鉛筆どこで削るの?」
 

鉛筆は削らなければただの棒

小学生のいないお宅には鉛筆削りはないのでは? 家に帰ってさあやろう!というときに鉛筆削りがない…これではがっかりです。
100円ショップで買えばいいのでは? という意見も出たのですが、子育て経験のある編集者が口をそろえて「自分で用意するなんて、面倒くさい」…結果、鉛筆削りもつけることに。
しかし、鉛筆削りを特典につけるには、別の壁があったのです(詳細は次回の記事で)
 

持ち方の補助はさりげなく

三角太鉛筆は指の位置が決まっていて持ちやすく、苦労なく持てるお子さんが多いようです。しかし、次のステップとして普通の六角鉛筆に移行する際に、「まちがった持ち方になってしまう」という声は以前から多く寄せられていました。そんな悩みを解消すべく、六角鉛筆につけられる補助具の話し合いになりました。

 

最初は小さいたまご型をにぎることで正しい持ち方ができる、鉛筆より大きい補助具が提案されていました。見た目にインパクトがあり、かわいいのですが、2~4歳の小さな手には少し扱いにくそう。
ふたたび編集部から一言「使いにくいものは、タダでもらってもうれしくない」
結局、普通の太さの鉛筆にはめやすいグリップ型を採用。これなら邪魔にならず、グリップの3つの穴に指をあてることで三角鉛筆に近いフィット感で、スムーズに鉛筆に慣れていくことができます。

 

こうして自分たちの子育て経験をいかし、「面倒くさい」とか「それはいらない」とか、読者目線で話し合うことで、「より使う側の立場に立った商品」を目指しました。その結果、鉛筆2種と鉛筆削り、クレヨン、鉛筆持ち方補助具にあいうえおポスターを加えた6大特典をつけることに決まりました。

 

次の記事からは、それぞれの特典担当者による制作裏話やこだわりをお伝えします!
編集部日記② 安心&安全な付録とは?〈特典4 ふたつき鉛筆削り〉
 

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