鉛筆の持ち方

鉛筆の正しい持ち方~くせも矯正できる 子どもへの指導ポイント

鉛筆を正しく持てている子どもは1割程度!?

小学校入学後のお子さんの中で、正しい鉛筆の持ち方をしている子は、実はあまり
多くはいません。

以前、「学研の幼児ワーク」コミュニティサイト「りんごタウン」で行ったアンケートでは、入学を控えたお子さん(5、6歳)の中で、「鉛筆を正しい持ち方をしている」とお答えいただいたかたは、全体の13%でした。
つまり、87%が、「鉛筆の持ち方が正しくない」、「鉛筆の持ち方に不安がある」そうです。

 

正しく持つと、鉛筆のコントロールが自由になり美しい字に!

正しい持ち方は手に負担がかからず、鉛筆の先のコントロールが自由にできま
す。それによって字の形が整って、美しい字になります。

子どもは正しく持つといいこと(字がきれいになる)がある、とわかると、「
よし、よい持ち方をしよう」という気持ちになるでしょう。

お子さんには、「よい持ち方をすると、鉛筆が動かしやすいから、字もきれい
に書けそうだね」などとお話ししながら、「ぼくも(わたしも)よい持ち方を
しよう」と意識づけることが大事です。

 

きれいな字を書くための、効果的な持ち方

入学前に親御さんが自分で正しい持ち方を教えるのって難しいですよね。そこ
で、書道家の青山浩之先生に、効果的な4つのポイントを教えてもらいました
!ぜひ、おうちの方もお子さんと同じ向きに座って、一緒に鉛筆を持って見せ
ましょう。

動画で解説「鉛筆の持ち方」

 

▼POINT1「力を抜く」

 


慣れないうちは、とにかく鉛筆をぎゅっとにぎってしまいがちです。「力を抜
こうね」と声をかけ、指は自然に鉛筆を支える程度の力を意識しましょう。

▼POINT2「親指と人差し指を合わせる」

 


親指と人差し指を合わせるようにすると、どちらかの指が不自然に曲がること
がなく、鉛筆をむりのない力でつまめます。

 

 

▼POINT3「軸は第2・第3関節のあいだに」

 


つまんだ手はそのままにして、反対側の手で、鉛筆の上の方を持って、人差し
指の第2関節と第3関節のあいだにくるよう、傾けます。中指を下からそっと
添えます。

 

 

▼POINT4「3本の指で三角形を作る」

 


鉛筆を下から見て、三本の指できれいな三角形ができていたら、バッチリ。
親指と人差し指で鉛筆をつまみ、中指は添えるイメージです。
文字とは指の曲げ伸ばしで書くもの。
そのためにはこの三角のバランスがとても大切ですから、その状態をおうちの
方がしっかりみてあげてください。なお、三角鉛筆を使うのもおすすめです!

 

おけいこ動画「鉛筆の動かし方」はこちら

 

監修:青山浩之(あおやま・ひろゆき)

横浜国立大学教育学部教授。
書写書道の研究・教育者であり、書道家。
「美文字王子」の愛称で知られ、
テレビ番組や書籍、講演などを通じて、
美文字の普及に取り組んでいる。