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《パパママ必見》英語教育は5歳までに始める?やっぱり早いほうがよいの?

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グローバル化が進み、国際共通語でもある英語の必要性がますます高まってきています。
小学校では2020年度から3・4年生の「外国語活動」がスタートし、5・6年生からは「英語」という教科がスタートします。
ベビーや幼児向けの英語教材の需要も高く、乳幼児期からの英語教育にも注目が集まっていますね。

いったい何歳までに、英語教育を始めるべき?
と疑問に思っているかたに向けて、英語教育のスタート時期に関する研究について調べてみました。

英語教育は、何歳までに始めたほうがよいの?


実は研究者の間でも、まだ明確な答えが出ていません。

第二言語(母国語以外の言語)習得の研究の中に、「臨界期(りんかいき)仮説」とよばれるものがあります。
これは、“ある年齢を過ぎると、ネイティブスピーカーと同様の言語能力を身につけることが不可能になる”という考えです。
この時期を思春期のはじまり(12~13歳)までと考える研究者もおり、小学校での英語教育導入の背景にもなっています。

しかしながら臨界期の有無や時期について、研究者の間でも様々な意見があるのが現状です。
臨界期を12~13歳ではなく15~16歳と考える研究もあれば、発音に関しては6歳までが臨界期だと考える研究もあるのです。
これはあくまで、ネイティブレベルの言語習得を目指すためのリミットですが…。

スタートはやはり、大人より子ども!


このように様々な考えがある一方で、多くの研究者の間で一致している意見もあります。
それは、“外国語の学習を開始した年齢が、その言語の習得に大きな影響を与える”という考えです。

Older is faster, younger is better.” という結論もでており、「大人のほうが早いが、子どものほうが優れている」と訳すことができます。
つまり、大人のほうが発達した認知能力を使って短期間で学習することができるのですが、幼い頃に始めた人のほうがよりネイティブに近い外国語を身につけることができるのです。

どんな英語を身につけさせたい?

前述したとおり、
「何歳までに英語教育を始めればよいか?」という問いに対する、明確な答えは出ていません。
しかし、まずは一度じっくりと考えてみてほしいのです。

お子さんに、どの程度の英語力を身につけてほしいとお考えですか?
「ネイティブのようにペラペラになってほしい」
と考えているのであれば、幼いうちから英語教育を始めたほうがよいでしょう。

しかし、
「英語に苦手意識を持たない子になってほしい」
「英語好きになってほしい」
「旅行を楽しめる程度の英会話ができるようになってほしい」
と考えているのであれば、乳幼児期から急いで英語教育をする必要はないかもしれません。
母国語である日本語を身につけることも、大切なことですから。

中学入学前までに英語を始めるメリット!


そうはいっても、早いうちから英語に触れさせることのメリットはたくさんあります。
Lin, et al. (2004) の台湾大学の学生を対象に行った研究では、
中学入学前に英語を始めた人のほうがRとLの聞き取りに優れているという結果が出ています。
またLarson-Hall (2008) の九州大学の学生を対象に行った研究では、
3~12歳の間に英語を始めた子どもたちについて、始めるのが早ければ早いほど文法の成績がよかったという研究結果も存在します。

小学校での英語教育が必修化となった現在。
そのあたりの力については、私たち大人よりも今の子どもたちのほうが長けているのかもしれませんね。

乳幼児期に英語を始めるメリット!


乳幼児は、世界の言語に存在する全ての音を区別することができるのだそう。
たとえば、日本人が苦手とするRとLの区別も赤ちゃんはできるのです!
その能力は、生後6か月から1歳くらいまでの間に急速に低下してしまうのですが…。

しかし、2~5歳くらいまでは音を聞き取る力真似をする力がまだまだ高いそうなので、
乳幼児期に英語の「音」に触れておくということは、とても大事なことなのです。
英語の音楽や動画などを日常生活の中で流して、英語耳を作ってみるのもいいかもしれません。

おわりに

「何歳までに英語教育を始めればよいか?」という問いに対する、明確な答えは出ていません。
しかし、小さい頃から英語に触れさせることのメリットはたくさんあります。
耳が柔軟で、聞いた音を照れずに真似できるのも乳幼児期の強みの1つです。

そして何よりも、子どもの英語教育で重要なことは“楽しく遊びながら学ぶ環境”をつくることです。
楽しく英語を聞いたり使ったりする機会を、小さい頃から継続的に与えてあげるとよいでしょう!


参考文献:白井恭弘 『外国語学習の科学 -第二言語習得論とは何か』(岩波書店)/白井恭弘 『英語教師のための第二言語習得論入門』(大修館書店)

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