なんでちゃんとりんごちゃん

七夕(たなばた)にそうめん~なんで食べるの?

3~5歳くらいのお子さんは、「なんで?」「どうして?」と聞いてくる「なんでちゃん」です。一つ答えるとその答えにさらに「なんで?」と聞いてくることも。

疑問の答えを調べることはできても、それを小さい子にわかるように言い換えるのは案外難しいことですね。ここでは、りんごちゃんが小さい子にわかりやすいことばで、季節のトピックにおこたえしていきます。

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(り)七夕(たなばた)だから、つめたーいそうめんをよういしたよ。

(な)え?…七夕(たなばた)って、そうめんを食べる日だったっけ?

(り)きせつのぎょうじには、そのぎょうじにあったたべものがあるよ。

七夕(たなばた)にはそうめんがつきものなんだ。

(な)へえ、知らなかった。なんで七夕(たなばた)にそうめんをたべるのかな?

(り)それはね…

白くて長いそうめんを、いろいろなものに見立てて、おねがいをしているからだよ。

ぬのをおるための「白い糸」として、ぬいものがうまくなるようおねがいしたり。

夜空に星が川のように見える「天の川」として、星のおまつりを楽しんだり。

ほそくてながいから、ながいきをねがったりね。

 

もっと しりたい?(そうめんのこと)
七夕は宮中行事の一つです。平安~江戸時代まで、七夕には索餅(さくべい)というものが食べられていました。
これが素麺の原型と考えられていて、日本の麺食は、そばでもうどんでもなく、「そうめん」から始まるとされます。
七夕伝説の織女星が養蚕や裁縫をつかさどる星とされていたので、縫い物上手になる願いを、糸に見立てたそうめんに託したとされます。
江戸時代には七夕にそうめんを送りあう風習が生まれました。縁起物のそうめんは、1本の長さが2〜3メートルもあり、食べるときに大変苦労したとか。
手延べそうめんは作りたてではなく、冬に作ってから2回梅雨を越した「ひねもの」がおいしいとされます。
つけ汁とのからみや、麺のもちもち感のバランスが良いそうです。

 

もっと しりたい?(七夕のこと)
七夕は、中国から伝わってきた行事と日本にあった風習があわさって、織物や裁縫などの上達を願う宮中行事となりました。
織女と牽牛の星の伝説も、中国からいっしょに伝わっています。
笹飾りは、江戸時代の寺子屋で手習いの上達を祈り、子どもたちに短冊に文字を書かせてつるしたのが始まりといわれています。
旧暦の7月7日は、今の暦でいうと、8月20日ごろ。今の暦では本来の七夕の季節と、ひと月以上ずれていることになります。
しかし旧暦を新暦に直すのは計算が面倒で、毎年日付も変わります。
そこで、季節の差をうめるために7月7日のひと月遅れの8月7日を、七夕とする地域も多いようです。

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(り)たべ終わったら、七夕(たなばた)のたんざく、いっしょに書こうよ!

(な)うん!書こう 書こう! たんざくって、なにを書くんだっけ? ほしいものとか?

(り)自分ががんばりたいと思っていることを書くといいかもよ。

もともと、おさいほうがじょうずにできるように、とかきれいな字がかけますように、とか

おねがいしていたぎょうじだからね。

(な)じゃあ、「じょうずにおよげるようになりたい」と、「そうめんをかっこよくたべられますように!」って書こうっと♪

(り)……(そうめんをかっこよくたべるって、どういうこと!?)


参考文献:奥村彪生 著『日本めん食文化の一三〇〇年』(社団法人農山漁村文化協会)/石毛直道 著『日本の食文化史 旧石器時代から現代まで』(岩波書店)/岡田哲 編『コムギの食文化を知る事典』(東京堂出版)/『毎日の保育が面白くなる! きょうは何の日?366日』(世界文化社)/武田澄子 監修『季節と行事のかるた』(学研)

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