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子どもが自分から片付けるようになる!~収納アイディア6選~

散らかすだけ散らかして、いくら言っても全然片付けてくれない…と、イライラ悩んでいるお父さんお母さん。
子どもが自分から片付けをするようになる、収納のアイディアやコミュニケーションのとり方を、ライフオーガナイザー®佐藤美香さんに教えていただきました。

 

子どもが自分から片付けたくなる! 収納アイディア6

1. 物の置き場所を、子どもと一緒に考える

まずは、収納場所を子どもと一緒に見直してみましょう。
ポイントは、過ごしやすくなるには、どこに置けばよいかを考えることです。

例えば“服類はクローゼット”と、種類別に1か所に収納する方法もありますが、肌着やパジャマは洗面所に置くなど、子どもが行動しやすい置き場を考えてもよいでしょう。

2. カスタマイズできる収納用品を使う

次に、子どもが使いやすい箱や棚などの収納用品をそろえます。
選ぶポイントは、場所や用途に合わせてカスタマイズできるかどうかです。

棚板やレール、フックなどが後から取り付けられる棚や、縦・横のどちらに置いても使える箱形のファイルボックスなど、カスタマイズできるものは、成長に合わせて使い方を変えたり、子どもが使わなくなっても別の用途に活用できたりと、長く使うことができます。

横に置いても使えるファイルボックス。
子どもが使わなくなったら、調理器具の収納にも活用できる!

3. おもちゃは“取り出しやすさ”がポイント

おもちゃは、子ども自身がカテゴリー分けをし、あまり遊ばない物は棚の上の方にしまうなど、収納位置まで決めると自分で管理しやすくなります。

おもちゃを入れる容器は、子どもの腕より深さがあると取り出せないので、欲しいものがすぐに見つかるよう、浅くて広いものがおすすめです。

パズルや落書き帳などの薄いものは、持ち手付きの袋に入れて。
場所をとらず、遊ぶときも持ち運びが簡単です。
低年齢の子には、戻す位置におもちゃの写真を貼っておくと、どこに片付ければよいかがすぐにわかります。

4. 絵本は詰め込みすぎず、子どもの手が届く高さに

絵本は増えると、本棚にぎゅうぎゅうに詰めてしまいがち。
そうすると、読みたい絵本を出し入れするのが難しくなってしまいます。

子どもの手が届く位置に、スペースに余裕をもたせて収納することで、絵本を選びやすく、しまいやすくなります。

5. 上着・帽子・バッグは、フックに掛けると簡単

子どもはハンガーに掛けるのがまだ難しいので、上着・帽子・バッグは、フックに引っ掛けるだけにすると簡単です。
低年齢の子なら、フックの代わりに鍋ぶたラックを使うと、掛け口が大きいので引っ掛けやすいでしょう。
また、服を引き出しなどに収納する場合は、入れ過ぎず少し空間に余裕を持たせると、子どもが出しやすくなります。

6. 靴を置く場所にマークを付ける

100円ショップなどの便座シートを、足形にカットして靴を置く場所に貼っておくと、低年齢の子でも楽しく靴をそろえられます。

玄関のスペースに合わせて、靴箱に鍋ぶたラックを取り付けて、靴を引っ掛けられるようにしてもよいでしょう。

必要だと思えば、自然に片付けるようになる

散らかっていると、すぐに「片付けなさい」「きれいにしなさい」と言ってしまいがち。

でも、そもそも片付けとは“手段”であり「友だちと遊ぶスペースを作りたい」「落ち着いて過ごしたい」など、“目的”があるからするものです。
大切なのは、叱られたから片付けるのではなく、「遊びに来た友だちが座れない」「必要なおもちゃがすぐに取り出せない」など、子ども自身が目的のために片付けようとすること。

「散らかっていると、つまずいて危ないよ」「おもちゃがどこにあるかわからないと、遊べないね」など、自分で気づけるように声をかけつつも、ドンと構えて任せてみましょう。
片付けは、できないのではなく、やる気になったらできるのです!

また、どんな状態を「きれい」と感じるかは、人によってそれぞれ。
家族でも、同じ感覚とは限りません。
「片付けてくれたから、出しやすくなったね」「気持ちいいね」などと、声に出して伝え合っていくことで、お互いが「きれい」と感じるレベルがわかり、「他の人が気持ちよく使えるように、片付けよう」と、家族どうしで思いやることにつながります。

収納は、子どもと相談しながら見直す

子どもが片付けない原因には、収納に問題がある場合も。
大人目線で決めた片付け場所や保管の仕方は、子どもにとっては不便である可能性があるのです。
一度子どもの目線になって、収納を見直してみましょう。

そのためには、「片付けるとき、なにに困っている?」「どうしたら戻しやすくなる?」と、子ども本人と相談して決めるのが一番です。
「手が届かない」「ひとつを引っ張り出すと、他のものが落ちてくる」「目隠しのカーテンや扉付きの棚は、開け閉めが面倒」「左利きなので、左側に置き場があると楽」など、自ずと改善の仕方が見えてきます。

自分の気持ちを伝えられる年齢の子はもちろん、3歳くらいの子でも、「どっちがいい?」「これで取れる?」など、丁寧に聞いていけば答えてくれます。
まだ難しい子の場合でも、子どもをよく観察した上で、大人が見極めていきましょう。

また、子どもが成長したり、物が増えたりと、収納はそのときどきで変える必要が出てくるので、定期的に見直します。

そして、どのように収納を直すかを決めたら、必要だと思う箱や棚をそろえる前に、空き箱や他の部屋で使っている棚など、家にある似た物で2週間くらいお試し期間を設けるのがおすすめです。
使いやすいか、思っていたようにいくかなどを確認することで、「買ったけど失敗した!」という事態を防げます。

年末の大掃除も子どもと一緒に

掃除用具は、子どもが扱いやすい物を用意

コロコロやハンディモップ、小さいちりとり・ほうきなど、小型で軽い掃除用具は扱いやすいので、楽しんで掃除ができておすすめです。

不要品を誰かに譲る場合も、子どもに相談する

あまり遊ばなくなったおもちゃや、サイズが合わなくなった服を、必要としている人に譲ることもあると思います。

ただその場合も、「気に入っていたものは仲のよい子にあげたいけど、それ以外は誰にあげてもよい」などの希望があるかもしれないので、きちんと相談して子どもの気持ちを尊重しましょう。

捨てずにリメイクして、物を大切にする心を育む

収納用品が必要なくなったとき、すぐに捨てるのではなく、子どもの好きにリメイクしてみるのもよいでしょう。
色を塗り替えるなど、一見大変そうな印象があるかもしれませんが、やってみると意外と簡単です!
100円ショップなどで売っている、リメイクシートを貼るだけでも印象がガラッと変わります。

親子で一緒に作る時間は楽しく、子どもの集中力や想像力、物を大切にする心なども育まれます。


お話/佐藤美香さん(ライフオーガナイザー®)
フルタイムの仕事を続けながら、夫の単身赴任、そして介護、子育てと、1人で抱え込んだ経験から、コンサルティング型の片付け支援サービスを提供するプロ「ライフオーガナイザー®」に。

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