育児ミニ情報

子どもの作品を飾る&収納する方法と整理のコツ【すぐ処分するのはNG!】

絵や工作など、保育園や幼稚園から持ち帰る「子どもの作品」。みなさんは、どうしていますか?

「見てー!」と目を輝かせて持ち帰った子どもの姿に、「全部飾りたい!」という思いはあるものの、そういった作品はどんどん増えていきます。部屋中の壁を埋め尽くしてもまだ追いつかないほど…。

また、「色や見た目が、部屋の雰囲気に合わないかも…」などと、飾ることを躊躇している方もいるのでは?

今回は、ご自身の体験をもとに、子どもの作品の飾り方&収納アイデアと整理の方法を、親子で考え実践してきた、ライフオーガナイザー®佐藤美香さんにお話を伺いました。

子どもの作品、飾る・しまう・捨てる、どうする?

ライフオーガナイザー®として活躍する佐藤美香さんは、3児(高1、中1、3歳)のママでもあります。

子どもの作品について伺うと、「上の子2人がまだ小さかった頃、園から持ち帰ってくる作品や家で作る工作などは、ほとんど全部、捨てていました」と衝撃の告白!

ちょうど一戸建てに引っ越したばかりで、収納や片づけについての勉強も始めた頃。

「きれいな状態を保ちたい」「部屋には余計な物を置きたくない」「子どもが伸び伸び遊べる空間にしたい」といった思いが強いあまり、子どもが作品を持ち帰るたびに、こっそり、中が見えないよう、紙袋などに入れて捨てていたそうです。

「ほめてもらいたい」から作る、持ち帰る…子どもの気持ちを受け止めて

そんな佐藤さんがハッとしたのは、受講していた「収納・片づけ講座」の休憩時間。一緒に講座を受けていたママたちと、子どもの作品の話をしていたそうです。佐藤さんが「捨てている」という話をたまたま耳にした講師の先生に、「それはやめてあげて…」と声をかけられたのだとか。

「子どもは、ママやパパにほめてもらいたくて、絵や工作を持ち帰るのよ。だから、まずはその作品をほめて、どんな小さな場所でもいいから飾ってあげて。そうすれば、子どもは満足して、その作品を手放せるようになってきますよ」と講師の先生。

家族や子どものためにきれいな空間を、と思っていた佐藤さんにとって、その言葉は衝撃的でした。これをきっかけに、作品を持ち帰ってきた子どもの心を傷つけてしまっていたのではないかと反省。また、物に対する考え方は、子どもの成長にも影響するはずとの思いもあり、子どもの作品は勝手に捨てないと決意しました。

【飾り方】親が飾る場所を作り、飾るものは子どもが決める!

人の目に触れやすい“玄関”にディスプレイ!

撮影/川俣満博

まずは、玄関にある靴箱の上を「飾るスペース」とし、コルクボードも置きました。

遊びに来たママ友や、宅配便を届けにきた人など、訪れる人の目に触れることが多い場所です。目にした人から、「かわいい!」「すごいね~!」とほめられることもあり、そのたびに、作品の説明をしたり、他の作品を見せたりして、子どもたちの自信にもつながったようです。

“階段の壁”を有効利用 飾り方にも一工夫を

もう一つのスペースは、2階から3階へ上がる階段の壁です。

ここには、絵など平面の物を飾ります。全体に貼ってしまうと、ごちゃごちゃした印象を与えてしまうため、自由に飾る場所と、何もないすっきりとした空間に分けるのがポイント。

また、左側を長女、右側を次女、などとスペースも分けました。兄弟・姉妹がいる場合は、最初から分けておくと、場所の取り合いなど後々のトラブルも防げます。

上の写真は最近のもの。絵が好きな長女は自分で描いた絵を飾り、次女は部活のテニスでもらった賞状を飾るなど、現在に至るまで、子どもたち自身による更新が続いています。

さらに最近できたのが、お絵描きが楽しくなってきた三女のためのスペース。家族の写真を見て描いたお父さん、お母さん、自分、そしてお姉ちゃんたちの顔の絵が、わたしの留守中、しっかりと貼られていました。

これまでの”すっきりした空間”とは違いますが、本人はとてもうれしいようで、さらに増える予感…!今後、飾り方を考えていこうと思っています。

飾る期間も、子ども自身が決める!

飾った場合、いつまで飾っておくのかも、悩むところですが、佐藤さんはそれも子どもに任せています。

飾る場所は限られているので、新しい“イチオシ”ができたら、それを飾り、飾っていた中から1つ取るというルール。取った作品をどうするかも子ども自身に任せていて、大抵は「捨てていいよ」という答えが返ってきます。

飾ってもらい、みんなからほめられたことで、十分に満足できたためか、写真に残すといったこともありません。

また、作品以外のことについても、毎回子どもに「どうしたい?」と意見を聞き続けてきました。そうすることで、さまざまな場面においても、子どもたちは自分の意見をはっきりと言える、佐藤さんが目指した「生活力のある子ども」に育ちつつあるようです。

【収納】【整理】「思い出の作品」の収納と、見直すタイミング

「誰が」残しておきたいのか?…収納するなら「通気性」「自立」がポイント

とはいえ、思い入れが強かったり、思い出が残っている作品もあり、全てを処分するのは難しいですね。そういった作品の収納方法について考えてみましょう。

まずは、その作品を望んでいるのは、子どもなのか、親なのかを考えます。

子ども自身が残しておきたい作品は、収納グッズなどを使って子ども部屋など、個人の部屋に収納します。

絵や工作などの収納におすすめなのが、布製で自立するボックスタイプ。通気性があり、重ねて置けるのが便利です。

IKEAのSKUBB/スクップシリーズが、佐藤さんのお気に入り&おすすめです。

作品は増えていく物なので、一年ごとに残す物、処分する物を子ども自身が確認し、処分していきます。

一定期間保管することで、子ども自身も納得して処分することができます。

親が捨てられない「思い出の作品」は、親自身で収納する

思い出の作品に関しては、子どもが「捨てていいよ」と言っても、親の方が捨てられないというケースも多いようです。

佐藤さん自身も、子どもが保育園で作った紙粘土の「おひな様」は大事に収納していて、毎年出すたびに修繕するのだとか。また、子どもの写真・手形などを使った作品ももちろんです。

このように、親の思いが強く残っている作品に関しては、収納も親自身が行った方がよいでしょう。

佐藤さんも、お子さん1人ずつの思い出ボックスを作って、整理しています。

子どもの人数分のふた付きの箱を用意し、子どもの作品の他、保育園の連絡帳やもらった手紙なども、まとめて収納しておけば、それぞれの思い出ボックスになります。

 

「子どもの作品をどうするか?」については、子ども自身のタイプや、親の考え方、環境などもあり、一概には言えません。

ただ、子ども自身が何を望んでいるのか、納得できる方法かどうか、親もストレスなく受け止められる方法か、などを家庭ごとに話し合ってみてください。

子どもに意見を聞いて、親の思いも伝えることが大切です。


お話/佐藤美香さん(ライフオーガナイザー®)

フルタイムの仕事を続けながら、夫の単身赴任、そして介護、子育てと、1人で抱え込んだ経験から、コンサルティング型の片付け支援サービス「ライフオーガナイザー®」に。

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