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【ママパパ必見】子どもの自己肯定感を高める、10のマジックワード!

子どもにかける言葉を変えることで、子どもの自己肯定感が高くなったり、自分で考えて行動できるようになったりするとしたら…? ぜひ試してみたいですよね。

子どもへの言葉かけで悩んでいる方に、話題の本『子どもの自己肯定感を高める 10の魔法のことば』の著者であり、教育評論家で都留文科大学特任教授でもある石田勝紀先生に、お話をうかがいました。

お話/石田勝紀

目次


1 「ちゃんとしなさい」「早く!」&命令形の言葉は、呪いの言葉!

2 呪いの言葉を減らし、マジックワードを使おう!

3 マジックワードの使い方&ポイントなど

4 「一緒に」と子どもに寄り添い、「どうしたらいい?」と子どもにゆだねる

「ちゃんとしなさい」「早く!」&命令形の言葉は、呪いの言葉!

親が、子どもについ言ってしまいがちな「ちゃんとしなさい」「早く!」「静かにしなさい」「勉強しなさい」「何度言ったらわかるの」「だから言ったでしょう…」などなど。

文字で見ても、ネガティブな印象の強い、マイナスの言葉が多いですね。

なかでも、「ちゃんとしなさい」「早くしなさい」「勉強しなさい」の3つの言葉は、子どもの自己肯定感を破壊する呪いの言葉

「ちゃんと…」「きちんと…」は子どもには意味が伝わらない!

1つめの「ちゃんとしなさい」は、「ちゃんとして!」「ちゃんと座りなさい」「ちゃんと食べなさい」など、日常のさまざまな場面で親が使いがちな言葉です。「きちんと」も同じように使われていますね。

しかし、これは子どもにとって、まったく意味の伝わらない言葉です。「ちゃんと、って何?」「きちんと、ってどういうこと…?」と、抽象的であいまいな言葉のため、子どもは具体的な行動をしたり、イメージしたりすることができません。

「早く!」行動できないのは、時間の感覚がないから

2つめの「早くしなさい」も、「早く起きなさい」「遊んでないで、早くごはんを食べなさい」「時間がないから、早く準備して!」と、親は子どもに対して一日に何度も「早く、早く」と言っているのではないでしょうか。

しかし、子どもたちは、どうして「早く、早く」と言われるのか、実は理解できていません。

なぜなら、子どもと大人では、時間の感覚が全く違うからです。これは、「ジャネーの法則」といって、「人間が感じる時間の長さは、年齢と反比例の関係にある」というもの。

例えば、子どもが10歳で親が30歳だとすると、子どもにとって1年の長さは人生の1/10ですが、親にとって1年は人生の1/30。大人の方が時間を短く感じていて、子どもの時間は親の3倍ゆっくり流れていることになります。

また、親は先(未来)を見て行動したり、準備をしたりしようとします。しかし、子どもにはそういう感覚がほとんどありません。子どもは今、目の前のことだけに集中しているため、今より先のことを言われても、ピンとこないのです。

命令形が多くなるのは、子どもを下に見ているから!?

3つめの「勉強しなさい」を、幼児期の子どもに対して使う言葉に置き換えれば、「○○しなさい」という命令形の言葉になります。

親から常に、「○○しなさい」と命令形で言われることに対して、子どもは素直に従うでしょうか? 喜んで従っているのなら問題ありませんが、そうでないのであれば、命令形で言い続ける言葉には意味がありません

「○○しなさい」という言葉は、しつけの場面で言いがちかもしれません。でも、しつけと思って言い続けていても、まったく変わっていないのなら、それはしつけにもなっていない、ということです。

命令形を自分に置き換えると…気持ちがわかる!

こうした言葉を、もし自分が言われたら…と想像してみてください。

「時間がないから、早く着替えなさい」「ちゃんと掃除をしなさい」「○時までに料理を作りなさい」などと言われたら、どうでしょうか?

上から目線での命令形の言葉に、きっとイライラし、その通りに動きたくないと思ってしまいませんか?

親は子どもに対して、つい上から目線の命令形で接してしまうことがあります。子どもを自分より目下に見ているせいです。しかし、子どもは親を目上の人として扱ったり、敬ったりはしません。大好きな人ですが、自分と同等に見ているのです。お互いのこの目線の違いもトラブルの元。

わが子ですが、一人の人間として、人格を持った一個人として尊重してあげなければいけません。

呪いの言葉を減らし、マジックワードを使おう!

3つの呪いの言葉ですが、これをまったく言わずに生活するのは、正直難しいと思います。これまでも、わかっていても何度も言い続けてきた言葉ですから。

そこで、まったく言わないのではなく、言う回数を減らしていきましょう。例えば、これまで毎日20回言っていたのであれば、それを15回に減らしてみましょう。

ただ、「言わないようにしよう」と強く意識し過ぎると、逆にストレスがたまり、子どもにイライラした態度を見せてしまうことも。

そうならないためには、どうすればいいのでしょうか?

10のマジックワード(魔法の言葉)

まずは、日々の会話のなかで、プラスの言葉を使ってみましょう。

それが、「10のマジックワード(魔法の言葉)」です。

認める(承認の)マジックワード・・・「すごいね」「さすがだね」「いいね」

感謝のマジックワード・・・「ありがとう」「うれしい」「助かった」

感心のマジックワード・・・「なるほど」「知らなかった」

安心のマジックワード・・・「大丈夫」

指摘するマジックワード・・・「らしくないね」

マジックワードの使い方&ポイントなど

どれも短くシンプルな言葉ばかりなので、いつでもどこでも誰でも使えます。

わざとらしくならないように、軽く・明るく・さりげなく言う

勉強に関することで「すごいね」「さすがだね」を使うのはNG親が子どもの勉強の結果を評価してほめたり、指示したり、指導したりしないように。勉強で使うなら「いいね」を「いいね」は、ほめるよりも認める意味合いが強い言葉です。

「すごいね」「さすがだね」は、勉強以外の日常生活のあらゆる面でたくさん使う。一緒に見る、食べる、おしゃべりをする、遊ぶ、など。また、運動や工作、歌や楽器など、子どもの可能性や才能が現れたときも。「(子どもがグループのリーダーに選ばれたとき)すごいね!頼られているんだ」、「(水泳で)さすがだね! もう潜れるようになったの」、「(キュウリの輪切りができた)すごい! パパより上手じゃない」 など。

「ありがとう「うれしい」「助かった」で、親から子どもへ感謝や喜びを伝える。子どもは、誰かの役に立てたことに、大きな喜びを感じる。

「ありがとう」は心を込め、やろうとした意欲に対しても使ってほしい言葉。「ありがとう、助かった」など、一緒に使うとより思いが伝わる

「なるほど」「知らなかった」は相づちの一種。子どもは、一人の人間として認められた気分に!

「大丈夫」は、不安に寄り添い、気持ちを安定させる、魔法の言葉。軽くさらりと言う。「絶対」や「きっと」をつけるのはNG。シリアスな感情や推測の言葉は、マイナスな気持ちを招く。

「らしくないね」は、普段の様子をわかっているからこそ発せる言葉。ネガティブな行動などをいさめる時などに。使う際は冷静に一度だけ伝える。

マジックワードを言われるようになると、子どもは自己肯定感が高まり、心が満たされます。心が満たされると、自分から行動するようになります。親からいつも命令されていると、自主的に行動することはできませんが、満たされることによって自ら動き出すことができるのです。

「一緒に」と子どもに寄り添い、「どうしたらいい?」と子どもにゆだねる

10のマジックワードの他に、「一緒にやろう」という言葉も子どもの心を動かします。「やりなさい」と言われると、放置された感じがしますが、「一緒に」という言葉は勇気を与えてくれ、一緒にならやってもいいかなと前向きにとらえられます。

もう一つ、「どうしたらいいかな?と子どもに問いかける言葉もおすすめです。

例えば、幼稚園に行く前にゲームを始めてしまったとしたら、「幼稚園に行かなきゃいけないけど、ゲームがやりたいんだよね。どうしたらいいかな?」と子どもに聞きます。

それでも「ゲームやりたい!」と言ったら、親は「じゃあ、幼稚園に遅れちゃうけど、いい?」「先生になにか言われちゃうかもしれないけどいい? 大丈夫?」などと、先を予想して重ねて聞き、子どもに判断をゆだねます。

子どもが「わかった! 行く」と答えたなら、自分で決めたことなので自主的な行動といえます。

子ども自身が考えて、行動できるよう、言葉かけについても工夫していきましょう。

 

お話 石田勝紀

一般社団法人 教育デザインラボ 代表理事

公立大学法人 都留文科大学国際教育学科 特任教授

20歳で起業し、学習塾を創業。これまで4000人以上の子どもたちに対し、直接指導する傍ら、講演会やセミナーなども実施。また、2003年35歳で都内の私立の中高一貫校の常任理事に就任。2016年からは「カフェスタイル勉強会~Mama Café」というママ対象の子育て・教育の学びの会を全国で主宰。『子どもの自己肯定感を高める 10の魔法のことば』(集英社)、『同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など著書多数。

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